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読んで、食べて、買物して
本もどうにかこうにか月10冊程度は読んでいる。紹介したい本もあったけれど、なかなかコレ!という小説に出会えないのも本当。最近朝型に転向して以降、ベッドの中に入ったら10分程度でことんと眠りにつくようになり、読書タイムが大幅に減った。それだけが朝型生活の欠点かもしれない。


ある人の作品が気に入ったら、その人の本をどんどん読み進めていくのが私流(誰でもかな)。今「結婚」が話題になっている井上 荒野(いのうえ あれの、1961年2月4日)という作家を今更ながら初めて知った。只今、荒野さんを追いかけ中。世代にも経歴にも何となくシンパシーを感じる。

小説家井上光晴の長女に生まれる。調布市立第三中学校、玉川学園高等部を経て、成蹊大学文学部英米文学科卒。1989年、「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞受賞するが、その後小説を書けなくなる。絵本の翻訳などをしていたが、2001年に『もう切るわ』で再起。2004年、『潤一』で第11回島清恋愛文学賞、2008年、『切羽へ』で第139回直木賞受賞。2011年、『そこへ行くな』で第6回中央公論文芸賞受賞。現在、トーハン発行の新刊ニュース(月刊)で短編小説を連載中。

井上光晴は知ってるよー。2世タレントってよくいるけれど、数少ない2世作家には優秀な人が多い。


今回、お勧めしたいのは直木賞受賞作「切羽へ」ではなく、こちらの2作。




何かが過剰で、何かが足りないこの世の中今日も出くわす“ばかげた”事象を宇陀川静子・七十五歳は見過ごさない―チャーミングで痛快!直木賞作家の最新長篇小説。


75歳の老女が主人公と聞くと、何だか暗かったり説教くさかったりするかと思うかもしれないが、このヒロイン静子さんがものすごくチャーミング。あらすじ自体もどんでん返しや大きな出来事があるわけでもないけれど、心にスーッと染み込んでくる。理想的すぎるきらいもあるが、こんなふうに歳をとれたらいいなと純粋に思う。スポーツクラブに通っている様が自分とちょっとかぶるせいもある。爽やかな気分になりたいときにお勧めの一作。




東京の私鉄沿線の、小さな町のささやかな商店街の中に「ここ家」がある。こだわりのご飯に、ロールキャベツ、肉じゃが、コロッケ、ひじき煮、がんも、あさりのフライ、茄子の揚げ煮、鯵のフライ・・・・・・、「ここ家」のお惣菜は、どれもおいしい。オーナーの江子は61歳。友だちとダンナが恋仲になってしまい、離婚。麻津子は、60歳。ずっと想いつづけている幼なじみの年下の彼がいる。一番新入りの郁子は、子どもにもダンナにも死に別れた60歳過ぎ。3人は、それぞれ、悲しい過去や切ない想いをいだきながらも、季節ごとの野菜や魚を使い、おいしいお惣菜を沢山つくり、お酒を呑み、しゃべって、笑って、楽しく暮らしています。


こちらも主人公は皆60代の女性たち。ともかく何がいいって、出てくるお総菜がいい(笑)。こんなお総菜屋が近くにあれば絶対に通うわと断言する。田辺聖子女史も食べ物の描写がものすごくうまいが、井上荒野女史もそれに匹敵する。空腹時に読むと、本当にお腹がグーっと鳴ってくる感じ。


食べることと、恋(愛)することと、生きることって、結局は直結してるのかな。人間の根源的な欲望だから。私には、飲むことと、買うことがこれに加わるけど。






【2012/06/18 09:07 】 | 本棚 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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