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つるはしを持つように
昨日は3件の依頼を断る。取らぬ狸の皮算用をしてみると、ちょっとしたボーナスになるところだったけれど、手は2本しかないし、心身の健康が何よりも大事なので涙を飲んでお断りした。


うち1本は10日弱で出来上がりで推定3万ワードの原稿。土日をつぶして何とかできない分量でもない気がして(ギリギリ)一瞬引き受けようかと思った。だが、その後の納期の物も1本抱えており、力尽きて倒れてしまっては大変。30代なら無茶をして受けただろう。ちなみにどんな仕事でも無茶をして経験値をつけておくべき時期があると思う。20代ならそれこそ徹夜をしてもやるべきだ。50代以上の人から言わせると、40代なんてまだまだ働き盛り、突き進め!と言われるだろうが。

でも、40代後半に突入して、厄年(7の倍数が危ないとCMで観て本当にそう実感した)の頃の絶不調からは幾分回復したものの、数日、いや1日でも無理をすると、後でじわじわとボディブローのように効いてくる。強靭な体力を持つ人でない限り、自営業も、もちろん会社員も淡々とマイペースを貫く身体と精神(これ大事)の持久力が試されてくるように思う。

雲の上の人の話をして申し訳ないが、敬愛する作家、曽野綾子女史が自著でこのような趣旨のことを語っていた。

「1つの作品を仕上げるのは、毎日毎日の積み重ねである」。

コンセプトやプロットが大体まとまった後は、それを毎日こつこつと書いていくのみだそうだ。作家が作品を書くときは、頭をかきむしって悩み続ける、ノッテいるときにガーっと書く、というようなアップダウンを想像していたけれど、曽野さんの場合は地道な事務仕事のように進めるらしい。他の作家がどうなのかは知らないが、それを聞いて共感を抱いた。


翻訳の仕事って、トンネル堀りみたいなものだなとたまに思う。毎日ひたすら目の前の岩盤を掘る。目の前は真っ暗でしばしばくじけそうになる。時々崩れてそれまでの努力がいくらか無になる(涙)。だが、完成したときには眼前に青空が開けるようなある種の達成感がある。ときには完成したときにやっと、その原稿全体が訴えていた内容が理解できることさえあるのだ。


PS.上記の3万ワードの件、受けていた翻訳者さんが急病で入院したそうだ。この10年ほどの間に私が聞かされた中では3件目だ。決して他人事ではないのでこういう仕事はフォローしてあげたいのだけれど今回は無理だった。快癒を願う。

PS2.ものすごく元気で、ジムで筋トレや運動を欠かさない人でも、内臓系の病気でいきなり入院や通院になる人も結構いる。特に沈黙の臓器には気をつけよ、過信するなと思うものである。






【2012/04/14 10:12 】 | お仕事・お勉強 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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