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「悪女について」-処女か娼婦か
モデルY・Yさんの結婚会見を見る。いくら隠そうとしても(隠そうとしてないけれど)嬉しさと幸せがだだ漏れしてくるような様子に少し感銘する。モデルなのだから美しいことは知ってはいたが、あまりの艶々しさに目を奪われる。愛だなー。

あまりに幸せそうな、あるいは派手派手しい結婚披露をしたカップルは意外と長続きしない。逆に人気者同士でもあっさりした会見や会見を開かない方が地道に長続きをしているような気がする(松島N子嬢など)。私は今回のカップルはお似合いだとも思うし、比較的好きな俳優でもあるので末永くうまくいくといいなと思う。


ここまでつぶやき。


以前「ヘルタースケルター」が沢尻嬢主演で映画化されるという話題を書いた。「ヘルター・・・」は岡崎京子女史の名作である。結構本は読んでいる中、面白いな、なかなかよくできているな、という作品には出くわすけれど、おお!と最後にのけぞったり、心の中に深く何かを残し続けたりという本はそう多くはない。そんな本はついつい何度も読み返してしまう。心に残る理由には、単純に感動や、衝撃や、驚きや、共感などがあろう。「ヘルター・・・」もその1冊(こちらはマンガだけれど)であり、有吉佐和子女史の「悪女について」もまたその1冊である。有吉さんの書では「不信のとき」と並んで好きな作品。


悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))
有吉 佐和子
新潮社
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富小路公子という女実業家が突然謎の死を遂げる。マスコミが「虚飾の女王」などと書きたてる。彼女という人物と死の真相に興味を抱いた某小説家は公子を知る27人の人々にインタビューして行く。彼らが語る公子の姿とは・・・。


その主人公をまたもや沢尻嬢が演じてドラマ化されることになったらしい。沢尻E嬢という女性はそれだけでもものすごく強運な持ち主だと思う。美貌の女優であれば誰もが一度は演じたくなる主人公ではなかろうか。その複雑な二面性どころか多面性は繊細な演技力が必要とされる。ある人にとっては天使のような聖女、ある人にとっては機代の毒婦、清純にして妖艶。ある意味、多くの男性にとっては憧れの女性である。そして、読者も彼女の魅力に引き込まれる。私たちの中にある処女性と娼婦性をかきたてられるからだ。

「パッチギ」も「1リットルの涙」も見ていない私は沢尻嬢の演技力を知らない。ただこのところの様々な騒動で彼女のプライベートばかりを知る羽目になった。その辺が最近の女優の可哀想なところで神秘性も何も消えてしまう。

さて「悪女について」に戻ろう。ではこの富小路公子は誰が演じればしっくりくるだろうと考えてみた。思い切って松田聖子ちゃんならどうだろう。彼女の生き様と公子の行き様はほんの少しシンクロする部分がある。只演技力は・・・彼女はシンガーなので仕方あるまい。


YUMI TAKIGAWA

若き日の多岐川裕美さんなんか割と近い。


REIKO OOHARA


しかし、一押しは大原麗子さんである。ものすごい美貌とあの小悪魔めいた魅力とを兼ね備える女優は今でもなかなか見当たらない。身体が弱かったようで晩年はあまり活躍が見られなかった残念な女優の1人。

ドラマ化前に是非ご一読を。





【2012/03/15 09:19 】 | 本棚 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント

有吉佐和子っていえば「私は忘れない」がすごく好きで、それしか知りませんでした。そんな本も書いているんですね~でも、気軽に取り寄せて読める環境じゃないのが残念。
【2012/03/17 15:35】| URL | mg #-[ 編集] |

★mgさま

機会があれば是非読んでみてくださいね。

「私は忘れない」は未読です。早速読んでみますね。
【2012/03/18 18:33】| URL | mgさま #-[ 編集] |
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