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「繊細」という名の鈍感、その逆もしかり
誰にでも苦手なタイプってあると思う。アンアンを走り読みしていたら、江原氏が、苦手な人に出会うのは自分の「ネガティブ」を見つけるチャンス、みたいなことをエッセイに書いていた。なんせ走り読みなのでちゃんと読めていない。

私は「何となくこの人苦手かも」と思ったら、ちょっとずつ後ずさりしながらフェードアウトを狙うため、そういうチャレンジ精神はないのだが、それはよくないのかもしれない。面倒な人間付き合いはミニマムにできる自営業種なので助かっている(だが、ある程度の社交性は必要、というか武器ともなる)。まあ、自分が苦手と思ったら、大抵は相手からも好かれていないだろうから、要らぬ軋轢はあまり起きない。それに女性で苦手だなーと思う人とはあんまり出会わない、不思議と。

ちなみに、ここで「苦手」と言っているのは、イコール「嫌な」奴ではない。とっても人間的には崇高で素晴らしい方であろうとも、苦手なことには変わりない。その一つが「繊細な人」。

個人的に思うに、繊細な人と、心遣い細やかな人とはちょっと違う。後者は私も大好きだ。今までの経験から言うと、繊細=傷つきやすいことを自認し、人が発した言葉(あるいはメールなどの文章)に過敏に反応し傷つく人は、傷ついた後は、「どうして?なぜなの?」「ひどいわ」などと逆襲に出ることが少なくない。そうして何の気なしに言ったり書いたりした方の人間は悪者になってしまう。そして、「繊細女子」はやはり、「約束」をものすごく大事にし、「義理」や「人情」に厚い「感動屋さん」だ。

もちろん、上記のファクターは美徳とも言えるだろうし、考えなしに嫌味や人の神経を逆なでするような言葉を発する方も良くない。自分勝手な行動で人を振り回すのも良くない。でも、いい大人になると、そんな意地悪ババァみたいな人間はそうはいないし、あまりにも姫な人間はやがて自爆し孤立する。意外と扱いに困るのはどっちかというとこの「繊細女子」だという気がする。よく言う「先に泣いた者勝ち」だ。

世の中は自分が思い描いているようにはいかない。あくまでも正論を吐くべき場所もあれば、正論が人を傷つけることもある。よかれと思ってしたことが逆効果になったり、気を回したつもりが違うふうに取られたり、自分ルールが実は常識と外れていたり、忙しさにかまけて人への気遣いを忘れたり、ついつい自己中になったり、ものすごくできた人でなければ過ちを犯しつつ生きている(私の場合は、気がきかなすぎてヤバい)。それでいて、自分は人よりもずっと気を遣っているはずだと思い込む。

いい意味で鈍感な人はありがたい。それがはたして本当にぼんやりさん(笑)なのか、許容範囲の広い器の大きい男前さんなのかは分からずとも。周りを見渡してみると、友達にはやっぱりそういうタイプが多い。GIVE&GIVEでも気にしない。言い過ぎ、やり過ぎ、失態も、まるでなかったかのようにスルーしてくれる。実は鈍感どころか、これが繊細な気遣いなのかもしれない。

あえて気を遣わない「気遣い」--こんな上級テクを身につけたいものだ。


注:イジイジ悩むタイプが決して苦手なのではない(私もイジイジ派)。このニュアンス、書きにくいなー。

【2011/02/23 09:18 】 | つれづれ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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