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こんなときどうする?
フリーランスで困ること。そのひとつが突発的な出来事への対応でしょう。今回のように身内の突然の不幸に対して、フリーランスの皆さんはどのように対応するのでしょうか。その辺りのことを今日は書いてみます。

母が亡くなったのは金曜日ですが発見が遅れたため、連絡をもらったのは土曜日です。この時期、決算に新人配置、異動など多くの会社が繁忙期を迎えます。夫の会社もその例外ではなく、この時期に会社を数日間にわたって休んでくれたことをとてもありがたく思っています(この話はいずれまた)。でも、忌引きがもらえ、基本的には連絡を取りながら部下や同僚に仕事を頼めるため、会社員がそこまでのリスクを負うことはあまりないでしょう。

一方の私、手持ちの仕事は4件。

ちょっと話がずれます・・・。私の場合、大抵、仕事は何件かを並行させながら進めています。現行の仕事を終えてから次の依頼を受けるのではタイムロスが生じるため、手持ちゼロの状態がないように納期をずらしながら新規依頼を受けつけています。多くの専業翻訳者はそうではないかと予測します。理想的パターンでは、長いスパン(1ヶ月~)のものをメインに据え、その間で1,2週間程度の中案件を組み込み、飛び込みの小案件やフォローアップ、不測の事態への予備日をいくらか残しています。なかなか理想とはいかず、手持ちの仕事がなくなりかけて思わぬオフが生まれたり、残業や土日出勤(?)が続いたりもあるのですが。

今回は、数日後の締切仕事が2件。残りは2週間ほど先。一瞬、先のものの納期を延ばしてもらおうか迷ったのですが、原稿は9割方訳し終えており、休み明けの月曜日に連絡をもらっても相手方は困るだろうと、とりあえず数時間を仕事に当てることにしました。実家に戻ってからの予定が想像もつかず、PCを抱えて葬儀に向かう気にもなれず、今しかないかという状況でした。不思議とスイッチが入れ替わり、仕事に集中しました。

もちろん、コーディネータさんは「そういう事情なら・・・」とキャンセルを了承してくれるでしょう。実親が亡くなるという状況で、仕事など二の次ではないか、代わりなどいくらでもいるのもひとつの真実でしょう。これがもしも夫の死だったら私は仕事先への連絡すら忘れ、何もかもすべてその場で投げ出したかもしれません。これはどちらが大切かという問題ではなく、年齢の順番と、常に一緒にいる人を失う喪失感の大きさ故だと思います。

同じように、身内の事故、子供の病気、様々な突発的事態は防ぎようもなく起こるものです。それを踏まえて、個人的には余裕あるスケジュールと数日前納品を心がけています。そのため運良く、これまでは仕事に穴を空けることがありませんでした。数年前、父親が急逝したときもなぜだかぽっかりと仕事に空きがあったのです。ただ、これからはこのように運のみに頼るわけにもいかず、自分の体力も下降路線に入ることは間違いないので、何らかの対策を練る必要があるのかもしれません。

とりあえずすべきこととしてこう考えています。

1.真っ先にクライアントに連絡を入れる
進行状況に応じて、案件自体をキャンセルするのか、納期の延長を頼むのか、を相談する。
途中まで完成している場合は、完成部分だけでも先に納品して残りを待ってもらう等。

2.休みの予定を明らかにする
詳しい事情を話すかどうかは臨機応変に。
現在進行中の案件のクライアントだけでなく取引のある全クライアントに向けて。

3.休み中の連絡を徹底する
PCやタブレット、スマホなどで適宜メールをチェックする。
音信不通にならないように心がける。
連絡が取りづらくなりそうだったら2.の時点でその旨を報告しておく。

いずれにせよ、今後の縁が切れてもよいという強い覚悟がない限りは、慌てずにまず連絡です。フリーランスにとって信頼を失うことは何よりも痛手です。当然ですけど、お客様は自分の都合など斟酌してくれないものと思っておくべきです。この仕事は守秘義務を伴うことが多いので、残念ながら仲間に引き継いでもらうことが難しいです。翻訳会社という形態ではなく、こうした事態のための緩やかなグループ作りやシステムができはしないかと昔からちょっとずつ考えてはいるのですが、そのためにはまだ越えなければならない様々なハードルがあるようです。



【2015/04/13 09:11 】 | お仕事・お勉強 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント

まいどです。
この度は本当に大変でしたね。
まだまだ気持ちがついて行けない部分もあると思います。気持ちの上での疲れもあると思います。大事になさってね。

私の場合は、「時期は分からないが近い将来あることと想定された」というケースですので、状況は異なりますが、多少は皆さまの参考になるかもしれませんので、当時の記事のURLを貼っておきます。
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-125.html

私も、「まずは連絡」「取りあえずできる時間的余裕とできることがあればする」がベストかなと思います。あくまでも私の場合ですが、相身互いということでしょうか、寛大に対処して頂けたような気がします。
【2015/04/13 12:07】| URL | Sayo #RwF7odmQ[ 編集] |

sayo様

いつもお世話になってます!

この記事、読み逃していました。今じっくり読み返しています。多くの人の参考になったのじゃないかな~。

こうしたことは誰の身にも降りかかることなので頭に置いておくとよいかもしれませんね。

近く久しぶりにお会いできますね。楽しみです。
まだまだ実感が沸かないのですが、少しずつ淋しさがこみ上げてくるのでしょう。でも得ることもいろいろとありました。

ではまた!
【2015/04/14 09:08】| URL | sayo様 #-[ 編集] |
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