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「家族狩り」-家族とは何でしょう
Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts
「成功があがりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは、続ける勇気である」。


第二次世界大戦時に首相を務め、イギリスを勝利に導いた政治家。1953年に『第二次世界大戦回想録』でノーベル文学賞を受賞。かのウィンストン・チャーチルの言葉である。珍しく名言から始まる本日。

そのとおり。大抵の失敗は別にfatalなものではない。逆にたまたま上手くいってもfinalではない。たまに思い返す言葉。ノーベル文学賞を取っただけあって深イイ言葉を数々残している。



この台風のせいで週末の予定がすべてキャンセルになり、仕事とビデオ鑑賞に浸っている昨日今日である。定番のドラマは「GOOD WIFE」、「SUITS」、「グレイズアナトミー10」。日本のドラマは最近そんなに見ないのだが、今期は例外で「ペテロの葬列」、「昼顔」といくつか撮りためて暇を見つけて楽しみに見ている。そして昨日は「家族狩り」をまとめて視聴した。


 



高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅刑事は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童心理に携わる氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。山本賞受賞作の構想をもとに、歳月をかけて書き下ろされた入魂の巨編が、いま幕を開ける。

浚介は游子の病室を訪れた。二つの心は、次第に寄り添ってゆく。山賀と大野は、哀しみを抱えた家の扉を叩く。ふたりの耳は、ただひとつの言葉を求めている。冬島母子をめぐり争い続けてきた、馬見原と油井。彼らの互いへの憎しみは、いま臨界点を迎えている――。悲劇によって結ばれた人びとは、奔流のなかで、自らの生に目覚めてゆく。永遠に語り継がれる傑作、第五部=完結篇。


天童荒太氏の「家族狩り」は大分前に一気に読んだ。上記で紹介するように1~5巻までの超大作である。天童氏自身も構想から何年もかかり書き上げたという。その長さだけでなく強烈な内容からも、これをはたしてドラマ化できるのかと驚いた。ドラマではさすがに大部分をはしょっているが、原作の雰囲気はある程度生かされているように思う。私は遠藤憲一(エンケン)さんのファンなのでそれも目当てである。ジャニーズのKis-My-Ft2の北山宏光くんの演技がなかなか光っている。

家族狩りの放映が始まってから佐世保の事件が起きた。この2つには驚くような共通点があって、ドラマをそのまま原作に沿って放送できるのかとすら思えた(そのためもしかしたら脚本に変化があったかもしれない)。でも実は驚くことではなく、家族が壊れる形とは究極的にはいくつかのパターンに収束していくのかもしれない。「家族狩り」というフレーズと、中の陰惨で残虐な事件とに心を奪われがちになるが、それらは一種の比喩である。

家族は強く、優しく、暖かく、そんなものだとイメージを描き、あるいはそうありたいと願いがちだが、当たり前なことで世の中は幸せな家族ばかりではない。仮にほぼ理想的な家族だと自分たちの家族を考えていたらそれもまた不気味な話である。家族の絆を様々なフィールドから考察した奥深い作品である。天童氏は書きながら実に苦しかっただろうなぁと思う。

皆さんにも一度読んでいただきたい作品である。とりあえずはドラマから?


【2014/08/10 11:15 】 | 本棚 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント
私も台風で予定キャンセル(泣)
年齢を明かしますと、来月で37歳です。
今回はドラマのタイトルに反応してしまいました!私も宮部みゆきさん原作の『ペテロの葬列』を、毎回楽しみにしています。社会を題材にしたミステリー、大好きです。そして最近『昼顔』見始めました。う~ん、こちらは、不倫を煽っているような気もしますが、面白いですね。恋愛感情が刺激されます。「家族狩り」は初回観ました。佐世保の事件と共通点があるのですね・・。小説のほうを読んでみたくなりました、天童さんの小説は『悼む人』を読みましたが、とても胸が苦しくなりました。
【2014/08/11 14:55】| URL | eru #-[ 編集] |

★eruさま

こんにちは。年齢まで明かしていただきありがとうございます(笑)。

「ペテロの葬列」、原作は読んでいないのですがなかなか面白いですね。絵画が素敵だなぁと思って見ています。「昼顔」は吉瀬さんの美しさにいつも目を奪われています。そこが私の見所です。

「家族狩り」、大作ですが読んでみてください。天童氏の小説はどれも心が痛くなる話ですね。

ではまた!
【2014/08/12 08:44】| URL | eruさま #-[ 編集] |
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