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様々な「愛」の形
「白いリボン」のときから何となく気になってはいたが、WOWOWでハネケ特集が組まれたのもあって、数ヶ月かけてミヒャエル・ハネケ監督の作品を何本も観た。

ミヒャエル・ハネケ(Michael Haneke, 1942年3月23日 - )は、オーストリアの映画監督・脚本家。ウィーン在住。カンヌ国際映画祭に6度出品され、パルム・ドール2回、グランプリ1回、監督賞1回を受賞している。

後味が「悪い」ことで有名なこの監督。「深イイ~」ではなく「深エエ~」(笑)という感じだろうか。




ピアノ教師と年下の生徒、その愛憎を激しく切なく描いた作品。
観るものの感情を極限状態に追い込み、愛の不毛を問いかける衝撃作。


本作品もその期待を裏切らず(?)、もう何とも言えぬ後味の悪さである。

彼はあるインタビューで
「どこの国よりもまず日本でこそ理解されるに違いないと思います」
と語っている。

その理由が何となく分かる気がする。

カンヌ国際映画祭で、最高賞にあたるパルムドール、アカデミー外国映画賞に輝いた「愛・アムール」--ついにハネケが暖かい夫婦の愛を描いたのか、と思ったら、さにあらずどんでん返し(ネタバレなのでやめておく)。





パリ都心部の風格あるアパルトマンに暮らす音楽家の老夫妻。満ち足りた夫婦の日々は、ある日妻の発病で突如暗転する。 「二度と病院に戻さないで」妻の切なる願いを聞き入れ、夫は自宅でともに暮らすことを決意。不自由な体に苦悩しながらも、誇りを失わず、これまで通りの暮らしを毅然と貫くアンヌ。それを支えるジョルジュ。しかし、アンヌの病状は確実に悪化し心身は徐々に常の状態から遠ざかっていった。現実との狭間で次第に二人は家族からも世の中からも孤立していく。ふたりきりになったジョルジュとアンヌ。ある日、夫はうつろな意識の妻に向かって、懐かしい日々の思い出を語り出す――。


ハネケと音楽、一つのテーマなのかもしれない(ところで音楽家が出てくる映画は大抵どれも好き。ほっとする感動物もたくさんあるので今度紹介したいと思う)。


どうしてだか癖になってしまう監督である。私はフランソワ・オゾン監督の映画がものすごく好きで、全く異なった作風のようにも思えるが、何だかどこか似た香りもする。

華やかなハリウッドの映画は観ていて予定調和で感動するし、気分も上がるのだけれど、恋愛を含め人と人との関係性って、考えるように運ぶものではなく、もっと不可思議で曖昧で謎めいている。「これからどうなるの?」、「なぜそうなったの?」、「どうしたらよかったの?」--ラストのクレジットが流れても、その答えが判然とせず、そして様々な解釈ができるような作品が欧州映画には多い。


実生活もいつも台本通りにいかないし、答えもなかなか見つからない。だからハネケ作品に惹かれるのかもしれない。



【2014/05/26 09:21 】 | 映画・お芝居・TV | コメント(0) | トラックバック(0) |
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