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「翻訳って楽しいか?」
リンク先の「屋根裏通信」のSayoさんが「翻訳は楽しいか?」というネタをアップしている。Sayoさんが紹介してくれたように、先日の同業者交流会でアンケートを取らせていただき、未参加の方々からもご送付いただいており、サンプル数は現時点で40弱となった。

このアンケート、最低/最高単価などにも言及した、結構ぶっちゃけた!内容なのである。そのため残念ながらお答えをここで発表するわけにはいかない。私自身、そのアンケート用紙は集計を担当してくださっているA様にお渡しして、内容をまだちゃんと把握していないのだ。皆さんのお答えを読んで、モチベーションが上がるかはたまた凹むかはまだ分からない。

アンケートの最後は「翻訳をしていて楽しいことは?/翻訳の醍醐味は何か?」という質問で締めくくった。上述したように、皆様のお答えはまだ拝見していない。ただ、ちょっと前にFBで仕事が「LOVEかHATEか」というような話題になったとき、LOVEの方はほとんどいなかったように記憶している。私自身、LOVEに至ることはほとんどなく、良く言ってLIKE。恋人には遠く届かないお友達程度。たまに本当にHATEになることもあるけれど、なるべくLIKEに近づけるよう努力している。


翻訳という仕事は、もちろん天職などとは思っていない。まあある程度の確信を持って言えることは自由業/フリーランスはそこそこ向いているのではないかと思う。(基本的には)自分で自分の仕事をコントロールし、頑張れば頑張るほどご褒美は増える。まるっきり駄目駄目な時期もあるけれど、自分の工夫や努力でカバーできる可能性は会社員勤めよりは大きいかと思う。何より、全く尊敬できない上司の理不尽な叱責や、怠けてばかりの同僚の後始末に悩まされることもない。我儘な自分には大きなメリットである。ムンムンする梅雨の中、吹きすさぶ雪の中、満員電車に揺られて、決まった時刻に出社する。拷問か!と思う。


しかし、上のメリットはひっくり返せばすべてデメリットでもある。コントロールしようにも仕事が来なければからっけつという不安と恐れは常に抱えている。優秀なフリーランサーは次々生まれており、そうした人々に実際に出会うとその不安はますます募る。

「会社にとりあえず行けばお金がもらえるもん」(笑)

というOLの友達の言うセリフはまさにその通りで、出社すればお給料がもらえるどころか有給までついている。尊敬できる素敵な上司や気の合う同僚に囲まれて、インスパイアされる機会も数段多い。電車の中でお洒落な女性を見て参考にするのも楽しいし、アフターファイブに行きつけの街中のバーで一杯なんていうのも普通に可能(今でもやろうと思えばできるけど出ていくのが面倒)。


ただ思うのだ。「仕事」って何だろう。昔は仕事は夢だと思っていた。「英語を使う仕事がしたい」という学生時代からの夢は実は一応かなっている。しかし、大多数の人間にとって仕事はやっぱり夢じゃなんかない気がする。翻訳者になるのが夢、というブログや書き込みをネット上でよく目にする。それにいちゃもんをつけるつもりは全くない。私もそれが昔は夢だったから。

大抵の場合、「仕事」=「楽しい」=「夢」ということはあまりない。多くの場合、仕事は辛くて、単調で、心湧き立つことからはずっと遠くにある。仕事は夢をかなえる場所や自己実現の場所ではなく、自分が社会にどの程度貢献できるのかを体現する場所ではないのかという気が今はしている。

他のことに比べれば、文章を書くことや調べ物をすることは得意な方である。その少しばかりの得意分野を生かして、人と人との間をつなぐコミュニケーションの一環のお手伝いができている。英語が日本語に、日本語が英語に、それを変換する作業は不思議に満ちていて、ある意味「楽しく」、社会の誰かのためになっている。そして、言うまでもなく重要なことに、それでお金という対価を受け取っている。(実は仕事にしたかった「夢」もあるのだけど、それは全く対価が得られそうもないので、老後の楽しみに取っておく)。


これから就活に向かう姪に就職のアドバイスをするならば、

「自分が好きなことややりたいことも大事だけれど、自分がこの社会で何ができるのか、ということも考えた方がいいよ」

と言ってあげたい。端的に言えば向き不向きである。


当然のことだけど、上記はすべて個人的見解である。


【2013/03/22 09:55 】 | お仕事・お勉強 | コメント(14) | トラックバック(0) |
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コメント
楽しくはないけど好きかな
KYOKOさんの個人的見解に深く同意します。
そしてアンケートの集計結果、楽しみです!

うちの姪もぼちぼち就活なので、
私も久しぶりに叔母さんぶってアドバイスしてみようかしら、なんて・・・^^
でも、イマドキの子はしっかりしていて叔母は感心するばかりです。
【2013/03/22 13:44】| URL | レモネード #7av6LuR2[ 編集] |

ああ、ここでも呼ばれてしまった・・・

(それだけフヘン的な話題ってことですかねえ)

楽しいこともそうでないこともあり、概ね「しんどい」のが仕事です。仕事が好きとか楽しいとかは、少し離れたところから見てみて思うことで、通常、仕事をしながら考えることではありません(そんなこと考えてないで、一心不乱に仕事せいってことです<自分)。向いているとは思います。でも、「向いているのでは」と思えるのも会社員生活を体験したからです。

何がいいとか悪いとかは私にはよく分からないのですが、若い方々には「人のせいにしない人生」を歩んでほしいなと思います。

以上、ヒト様のコメント欄を濫用しての個人的見解でした。私も集計結果(おそるおそる)楽しみにしております!

【2013/03/22 14:03】| URL | Sayo #RwF7odmQ[ 編集] |

翻訳の師匠に「『楽しい』と思った時は危険。大きなヘマをする」と教わったことを思い出しました。私はお金のためですね(笑)あと皆さんもそうだと思いますが若干「中毒」っぽい感じで仕事しています。
【2013/03/22 14:31】| URL | AKKO #-[ 編集] |
好きなことを仕事にすると辛くなる
食べるのが好きだから板前、自然が好きだから農業、こういう理由だけではウマくいかない事も多いかと。

人気高い職種などは適性高い人が集まる中での競争でそもそもシンドイし、接しすぎると食傷したり、お金に換えるシンドさもつきまといます。

自分の場合、職業は義務で決めた感が強く、好きと思ったことはないですが、これはこれで仕事と距離を置けるので良い面もあります。
【2013/03/22 16:07】| URL | りょう #-[ 編集] |

最近はよく 『好きな事を仕事にするべし』 『ワクワクすることを仕事にするべし』なんて事をよく耳にするけど、実際はお金を稼いで生活をしないといけないわけで、そりゃみんな好きな事でお金も入れば言う事ないですよね。

でもだからと言って『仕事はしんどいもの』『我慢してするもの』って言うのも違う気がする。

結局、どんな状況でもその中に楽しみを見つけられるかどうかだと思います。

紙をカッターで切る単純作業の中にも
『おお、めっちゃ綺麗に切れた!スピードアップも出来てきた』なんてその瞬間瞬間を楽しみに変えられるのが一番理想なんだと思うのです。。

いまだにその境地には達していないけど・・
【2013/03/22 18:01】| URL | ひさみん #-[ 編集] |

★レモネード様

飛び込み仕事で休日返上です。こういうとき、やっぱり好きじゃなくなる~。

近頃の若い子(出た!おばちゃんセリフ)は本当に大変だと思います。一部の優秀な学生はどんどん内定出ているようなのですけど、面接までもなかなかたどりつけないとか。同年代の人々の就職難もよく聞きますが、20代の子が正規社員に就けない時代は辛いですね。

頑張って学費回収してくれなきゃ。
【2013/03/23 10:45】| URL | レモネード様 #-[ 編集] |

★sayo様

問題提起されてますね~。でも、このアンケートを作製したことも一助とはなっていますよね(笑)。アンケート、私も楽しみです。

何というか、仕事を楽しいかどうかでくくる前提に問題があるのかもしれません。楽しい/苦しい以前に、とりあえず目の前の仕事を片付けねば--という義務感が大半ですね。
【2013/03/23 10:47】| URL | sayo様 #-[ 編集] |

★AKKO様

お師匠様がおっしゃることもその通りでしょうね。私は「満足」することが危険だと思っています。いい訳ができたと思ったら、ひっくり返されることが多々ありますから。逆に自信がないときほど褒められたりして・・・。
【2013/03/23 10:49】| URL | AKKO様 #-[ 編集] |

★りょう様

同感です。余りに好き過ぎる、思い入れのある職業に就いてしまったら、仕事中毒になるのは目に見えています。ある程度、客観的に仕事に相対することができる方が、もしかしたらいい成果が上がるのかもしれません。

何よりプライベートとがますます楽しくなりますし!
【2013/03/23 10:51】| URL | りょう様 #-[ 編集] |

★ひさみん様

『好きな事を仕事にするべし』 『ワクワクすることを仕事にするべし』
→これって理想ですけど、一歩間違うと自己満足の世界に陥りそうな気がします。仕事は自己実現や、自分を磨くツールともなり得ますが、本来は誰か他人を喜ばせたり、役に立ったりするために行うものだと思うから。

でも、仕事に楽しさを発見することには賛成です。難しいんですけどね・・・。
【2013/03/23 10:53】| URL | ひさみん様 #-[ 編集] |

こんにちは。今回アンケートを企画していただいてほんとに感謝しています。ベテラン翻訳者さんは皆さん翻訳が大好き、英文読むのも大好き、調べものも苦にならない、外に出るより家でじっと作業する方がいい、なんて人ばかりじゃあないかと勝手に想像していました。なので、全く翻訳に楽しみをまだ感じられない私としては、どこにその楽しみや醍醐味があるのかがすごく知りたいところです。アンケート結果がすごく楽しみです。
【2013/03/24 09:12】| URL | Chie #UP9jyASg[ 編集] |

こんにちは。

> 仕事は夢をかなえる場所や自己実現の場所ではなく、自分が社会にどの程度貢献できるのかを体現する場所ではないのかという気が今はしている。

同感です。
わたしは20代の大半を趣味につぎ込んでいまして、その反動か、30代になってから、「何か世の中の役に立つ(と自分が思える)ことをしたい」という気持ちから翻訳の勉強を始めました。

そのまま今まで来たので、20代の趣味三昧も無駄ではなかったということでしょうかねぇ…。

そして自分の成果物に対して、お金という報酬+信頼をいただけているというのが、醍醐味であり喜びになっているように思います。それが質を上げたいという原動力の一つになっていますね。今や仕事中毒。

以上、ヒト様のコメント欄で長々と失礼しましたm(_ _)m 集計結果、わたしも楽しみにしています!
【2013/03/24 10:00】| URL | nobara #-[ 編集] |

★chie様

私も同じように感じていたのですけど必ずしもそうではないようです。

どんな仕事でも続けていくうちに難しさがますます分かっていくものかもしれませんね。目指しているうちが1番楽しいのかもしれません。

アンケート、すみません、もう少しお待ちくださいね。
【2013/03/24 22:14】| URL | chie様 #-[ 編集] |

★nobara様

新春会ではほとんどお話しできず残念でした。皆それぞれ異なるバックグラウンドを持った魅力的な方々だったので、お話を伺いたい気持ちでいっぱいです。ランチ会も短かったですよねー。

仕事は苦しいこともありますが、その苦しさが楽しさを呼ぶ要因なのかもしれません。やっぱ私もM?

ではまた!
【2013/03/24 22:18】| URL | nobara様 #-[ 編集] |
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