不倫考(II)−「水槽の中で」
(I)を書いてしまったので(II)も一応書いておかねば。

基本的に恋愛は非常に個人的な問題なので、よそ様の行動をどうとかこうとか言うのは格好良くない。人それぞれに事情はあろうというものだ。でも(I)で書いたように、良い悪いではなく好き嫌いでまた勝手に書かせてもらおう。ブログだもの。思ったままをリアルに井戸端でやってしまうと反響も広がりかねない。

(I)で「秘匿する気のない」不倫(浮気を含む)はMYルールにそぐわないと書いた。あと2つ、嫌いなタイプの不倫がある。

1つは「井の中の蛙型」と言おうか「小さな水槽型」と言おうか、ともかく、ある種の団体やコミュニティやサークル内で次々に獲物を狙うタイプだ。たとえば、会社、PTA、趣味のサークルなんかがこれに当たる。次々と相手を変えるというのもどうかと思うが、こっちが気付かないのであればまあいいとしよう。それが限定された空間内だと気付かないわけにはいかない。おしなべて女性という生き物は第六感にたけ、噂話も大好きで、当の本人でさえ(いや本人だからこそ?)自らの恋愛事には口が軽くなってしまう。女性と書いてはみたものの、男性にもオトメンならぬ男おばちゃんのような人はけっこういて、その手の情報収集能力がある人もいる。

私のもといた会社はデパートではないが、完全男女平等で女性への厚生も充実していたせいか、女性の割合がとても大きかった。会社自体もまあ結構な規模である。ということは、男性にとっては割とモテる美味しい環境にあるということだ。加えてアルバイトの女子学生やパートさんもたくさん出入りする。そこでは実に様々な恋愛争奪戦が繰り広げられた。独身同士ならいいが、それに既婚男性が参戦する場合がある(既婚女性はまず参加しない)。いわゆる初物食い(下世話ですみません)の上司は、可愛い新入社員やアルバイト生が毎年入ってくるものだから、トウのたった彼女は捨てられる。

いい思いをしたのだからとおじ様をもてあそぶ余裕のある女の子は、何事もなかったかのように元に戻るが、運悪く純粋?で思い込みの激しい女の子は修羅場るか会社を去る。周りの人間はたいがいのいきさつは分かっているのだけれど、こういう場合、忠告や意見は何の意味もなさないことはおわかりだろう。

他人事とは言え、同じ水槽内でこのようなことが起きると、少なからずチームの和のようなものが乱れる。引っかかる奴がアホやと切り捨てる人もいれば、女性に同情的になる人もいる。仕事やプライベート面で美味しい思いをした(と思い)と苦々しく嫉妬する人もいれば、ドタバタを楽しもうとひっかきまわしに入る人もいる。みな、聖人ではなく普通の人間だもの。

ただ、結果的にはやはりいいことはない。良き同僚や仲間だった人が消えたり、何となく互いの心の中にひっかかりが生まれたりもする。そういう浮気男と付き合った女性は、不倫の元カノというレッテルが張られてしまう。そんなことは気にせずに強く新たな恋愛に進む女性が過半数だけれど、何となく不倫癖みたいなものがついてしまうこともある。

一番美味しい思いをしたのは当の既婚男性だろうと思われるかもしれない。しかし、やっぱりそれは違う。いくら仕事ができようと、いくら人当たりがよかろうと、いくら外見を整えようと、その男性は彼を知るほぼすべての人々からの敬意や信頼を失っている。上司は仕事もでき(できずに女の尻を追っかけてたら単なるアホ中のアホ)、話題も豊富で、人間や男としての魅力はあったかもしれないが、尊敬する気にはなれなかった。彼の言う言葉をすべて信頼を持って受け入れることができなくなった。特に年を経るごとに。まあ、敬意なんていらん、と男性諸君は思われるかもしれないが。ちなみに私が男性に最も重きを置くところは、年齢を問わず尊敬できるかどうかだ。

あ、長くなって2つ目がかけそうにない。そして、単純にアホな不倫男の話もいろいろあるが、またいずれ。私は女なので当然女性目線、男性に厳しいことはご容赦あれ。

【2009/11/20 10:08 】 | つれづれ | コメント(2) | トラックバック(0) |
ついに解放されるのか
歯のケアには結構気を使っている方だと思う。2,3ヶ月に1回の検診とクリーニングも欠かさないし、夜の歯磨きタイムは下手すると30分くらいやっている。ホワイトニングも一応やっている。美容のためというより、将来インプラントや義歯で高額をはたかないための先行投資のつもり。

UTOCOでの壮絶な体験(覚えている方がいるでしょうか。ご存知の無い方は旅カテゴリのウトコ記をご参照のこと)を経た鬼門の一番奥の奥歯。疲れたり多量のストレスがかかったりすると大抵この歯が厄介を引き起こす。親知らず関連でのケア不良がたたって、一時期、歯周病になり、フラップオペなる手術(歯茎をメスで切開し、ビリビリとはぎ取って、そこを掃除し、また縫い合わせるという恐るべき手術)まで受けた。聞くだに怖そうな施術だが意外と大したことない。行きつけの歯科の先生は大学病院にいたせいか、腕はなかなかのものだと思う。そのおかげで、歯周病はほぼ完治し、虫歯も何もない健康な口腔に生まれ変わったわけだ。

・・・だが、神はそこまで甘くなかった。今度はその歯が知覚過敏に襲われるようになった。何度も薬を塗ってもらったり、その他様々な治療を施したりしたが、数ヶ月たっても痛みは治まらない。シュミテクトも何本も消費した。冷たいビールを流し込むと、その歯に当たった瞬間、キーンと脳髄に刺激が走り、ひどい時は数時間治まらない。経験のある方はその感じが分かっていただけるだろう。歯磨き時などのうがいのときも、寒くなった今は水をぬるま湯に調節しなければならない。面倒なので、片方の頬でものを噛むようになる。エステに行った際、エステシャンに「右頬が凝ってるねぇ」と指摘された。このまま某女優のように(笑)顔が一方に歪んだら大変だ。

一生懸命、この歯を手当てして頑張ってきたけれど、限界だ。ついに神経を抜こうということになった。神経を抜くと歯がもろくなるというので何とか粘っていたのだ。虫歯でもないのにもったいないが、爽やかにアイスをほおばりたいもの。

神経を抜いて2日目。まだロキソニンを飲みつつ、こうしてPCに向かっている。こういう時に限っていつも通り仕事や何かのスケジュールが詰まっている。でもやっとあの痛みから解放されると思うと、ちょっとうきうき気分だ。頭痛と歯痛だけは本当に耐えがたい。集中力も何もかもはぎとってしまう。ナチスの拷問に、歯の神経を刺激するというものがあったらしいが鬼だ、まさに鬼だ。

ということで、またしばらく通院の日々。歯医者ネタもう少し続きます、では。

【2009/11/18 09:29 】 | 美容・健康・おしゃれ | コメント(2) | トラックバック(0) |
声かけられまくりなのだ
最近の私。ウォーキングを始めてみた。ただ、通りを歩いているだけで、すれ違う方々からものすごく視線を感じる。しかも熱い視線。老若男女を問わず、もちろん若い男性も。1番すごいのは女子高生だけど。ちびっこにも分かるみたいだ、魅力が。勇気のある人は思い切って声までかけてくる。

「可愛いね」と。

そんな度胸のない人は、静かに通り過ぎるけれど、やっぱりこっちにさりげなく視線を向けている。最初は驚いたように、そして段々と目尻が緩み始める。去りがたいかのように歩く速度が落ちる。

40を過ぎて、こんな体験ができるとは夢にも思わなかった。スーパーモデルにでもなった気分。



あ、正確に言えば、人々の視線は私の顔ではなく、数十センチ下の胸元でスリングから顔をのぞかせているノワに向けられているのだが。

ノワ20091111(2)
(毛深いペア)

2回目のワクチンを済ませ、抱きながらの散歩を始めた。室内でリードをつけてこそこそ練習しているが、きちんと私についてお散歩できるようになるにはもう少し訓練が必要なようだ。やっぱりしつけは甘くない。根気根気。

「可愛い〜」と声をかけられる気分は悪くない(だから、私じゃなくって)。
50代くらいの婦人がささっと寄ってきて、
「まあぁぁ、トイプードルね!まあぁぁ」となでていった。
女子高生の集団は、
「うわ、犬や。ぬいぐるみちゃうやん。超ヤバい〜」と騒ぐ。
私はというと、まるで自分の手柄のように、
「まだ2ヶ月半なのよ」と答える。

病院の先生の言ったとおり、老若男女問わず、人間にいらいたおしてもらうことが今の時期には大切なのだ。そのとおり、出会う人々に触りたおしてもらっている。友人たちにもようやく我が家を訪れて対面してもらう。

赤ちゃんをベビーカーに乗せて散歩を始めた新米ママもこんな体験をしたのだろうか。あと半年も経てば、ノワも大きくなって、こんなにちやほやされることも少なくなるだろう。それまでの間、私にも少しいい夢見させてもらおう。

【2009/11/16 09:05 】 | 家族 | コメント(8) | トラックバック(0) |
「THIS IS IT」−−天才ゆえの喜びと苦しみ
筋金入りのハードロック少女→主婦S嬢に「THIS IS IT」観に行かない?と誘われた。マイケル・ジャクソン、そこまで好きな訳じゃないし、他にも観たい映画あるんだけどな、と思いつつ誘いに乗ってみた。バンド主婦Rちゃんも誉めてたし、他の音楽好きな人々も絶賛しているし。

それにIMAXでの映画鑑賞、未体験だったこともある。ちなみにIMAXとは、

高画質を得るため、通常の35ミリの10倍以上、70ミリの3倍以上という、巨大なフィルムサイズを採用し、独自の真空巻き上げシステムで水平に映写機に通すことによって、現在利用されている最も大きな映写システムよりもはるかに大きな映写映像を作ることが可能である。立体音響も加わり臨場感あふれる画像を観客は体験できるIMAXを上映する劇場は8階建てほどの高さの映写スクリーンがあり映画の中にいるような感覚を強めるために急勾配に傾斜した座席群を持つ。また立体映画も可能。IMAX映画は、飛行感覚や自然界の様子を再現する映像において非常に力を発揮してきた。

このIMAXが観られる館は、川崎・菖蒲・箕面・名古屋と日本でたった4つしかないのである。北摂ジモティとしては折角のマイケルの映画、サラウンドで聴けるチャンスを逃す手はない。

 ヴィソラ
(ヴィソラはもうクリスマスの雰囲気)

すごいよ、すごい。IMAX。音響も3Dさながらの映像も超ド級だ。お値段は2000円だけれどもその価値はあるかも。あ、あんまり前の方の席は取らないこと。近すぎてクラクラして最初は頭痛しそうだから(←私)。真ん中からちょっと後ろのセンターがベスト。

しかし、IMAXよりも何よりも驚いたのがマイケル・ジャクソンの最後のコンサートの中身だ。リハーサル風景を見るだけでも、莫大な額を投じ、一流の中でも一流のアーティストや技術者、スタッフを揃えており、そのクオリティの高さがよく分かる。正直なところ、失礼な話だが、私はこの映画を観るまで、借金に首が回らなくなったマイケルが金策のために開くコンサートだと思っていた。このたった2時間弱のメイキングを観るだけでも、彼の繊細さと純粋さ、音楽に対する情熱が伝わってくる。そして、彼は本物の天才だったのだということが。

チケットを買っていたファンたちは、この映画を観れば、悔しさのあまり涙が滂沱と流れることだろう。10万円払っても十分納得がいったはずだ。ファンでない私でもCDかDVDを買いたくなったし、このツアーが来日したならばチケットを買い求めたであろう(入手するのは無理だと思うけど)。こんなに才能あふれる人間を失ったことが本当に惜しまれる。


個人的には、天才の1つの形は、自分が頭で描いたクリエイティブなイメージを再現できることだと思っている。モーツァルト、ゴッホ、ピカソ、バリシニコフ、etc,etc しかり。マイケルは、自分の感性を音楽あるいはダンスとして発現させることができる。そして、求めるレベルが高いがために、徹底的なパーフェクショニスト(完全主義者)である彼は、天才が故の苦悩を十分すぎるほど味わっただろう。

翻訳もある種、自分のイメージをいかに文章にできるかが重要だ。英文を読んでいるとき、大抵の翻訳者は(そうだと思うけど違うかも(汗))、日本文に置き換えつつ読んでいるわけではなく、脳の中では英語でその文章を理解していると思う(うまく言えないな)。文を読みつつ、時には映像であったり、風景やイメージのようなものが頭の中には確かにある(やっぱりうまく言えないな)。だが、それを日本語の文章で表現することは何年やっても凡人の私には難しい。翻訳という作業には、これだという絶対的な正解があるのではなく、その人自身のセンスや感性が必要となってくる。単語と単語を置き換えてみればそれで済む話ではない。欲を言えば、正しい意味を伝えるだけではなく、例えばエンタメ寄りの仕事ならば、英語と日本語とで同じ空気感を漂わせたい。天才という人々はきっとその絶妙なキーを一瞬にして感じ取り表現できる人なのだろう。「THIS IS IT」を観てそんなことを何となく考えたりした。

ともかく観て損はないと思う映画である。もう1回観に行ってもいいくらい。特に関西人ならIMAXでどうぞ(2000円です)。

【2009/11/13 21:47 】 | 映画・お芝居・TV | コメント(4) | トラックバック(0) |
不倫考(I)−「現役」自慢?
今日は、不倫っつーものについて、善悪を語るのはおこがましいので単なる個人的な好き嫌いで書いてみようと思う。

自らの半オフィシャルなブログで、その時々の恋愛事情?(悩みやノロケ?)を語る既婚者の知人がいる。私は特にモラリストっていうわけではない。浮気とか不倫とかをしていると聞いて「うわ〜、近寄らないで」という潔癖主婦でもない。人の心は車のように思った通りにアクセルを吹かしたりブレーキをかけたりできないものだから、結婚していても恋に落ち、配偶者を裏切ってしまうことだってあるだろう。

でも、それを半分公開するのと秘匿するのとは大きな違いがある気がする。現状は同じじゃん、と言われればその通りなのだが、浮気というものにも最低限のルールってあるのではなかろうか。私はご存知の通り根が小心者なので、「知らないことはないこと」主義を貫いている。−チャンスを目の前に男で浮気をしない奴は100%いない−という俗説が真実ならば(これについてはもうちょっと語ってみたいけどそれはまた後日)、パートナーの行動を変えることは不可能だ。しかし、人の心は変えられずとも、自分が旦那を100%浮気をしない人間だと思うのは可能だ。ものすごく幸せじゃん。結婚って「他人を変えることはできない」ということが最もよく分かる体験だ(もちろん変えられる、自然に変わる部分も多々ある)。

だが、そのためには相手もそれ相応の努力は少なくともしてもらわねば困る。つまり、表向きだけでも「浮気なんてするわけない。奥さんが一番だ」という敬意を払ってくれることだ。頑張って秘匿するということは妻に対する、および自分の子供の母親と子供自身に対する敬意と礼儀だと思うのだ。それができないというなら、慰謝料+養育費のために財産すべてを投げ出してすってんてんになって新たな恋に身を投じればどうだろう。それこそ恋愛の醍醐味というやつだろう。8度の結婚をしたエリザベス・テーラーのように愛に生きる人生だ。

くだんのブログ既婚者男性は、なぜ公にしてしまうのか、イケメンをゲットした若妻、美少女の娘を持つパパ、ノワを迎えた私のように、可愛いの!素敵なの!見て見て!とどうしても全世界に発信したい欲望に駆られるのだろうか。だけど、ばれるリスクが一気に高まるし、一種の証拠にもなるやもしれぬ。実際、人の口には戸を立てられぬ、周りにはばればれだし。それに、誰にも知られてはならぬ2人の秘密。これももう一つの恋愛の醍醐味というやつではないのか。

共通の知人A嬢曰く、
「自慢なんじゃないの〜」
K「(上に書いたように)若くってぇ可愛くってぇと彼女自慢したいの?ノワみたく?」
A「いや、オレ、まだ枯れたオヤジじゃないんだという自分の『現役』自慢でしょ」
K「『現役』って・・・かえって引くでしょ〜」
A「大学デビューみたいなもんかねぇ。舞い上がってるのよ」
K・A「痛たたたた」


20代〜30代前半くらいの女子なら分からぬでもない。禁断の恋に心を痛め、ヒロインのように切々と苦しみを訴える気持ち。もしくは、オヤジを掌で転がしつつ選ばれた特別感みたいなものを小自慢したい気持ち。どこかでバレて家庭争議になったならなぁという期待を込めた気持ち。妻に対する優位感をアピールしたい気持ち、etc.etc。中年男性の真意は分からない。モテアピールなら意味不明だし、現役アピールなら逆効果って気もする。よっぽどのプレーボーイが板に付いた男性でもない限り、世の女性の大半はおそらく愛妻家の男性の方に心を惹かれるだろう。それともやっぱり文章にしたいほどの感情のほとばしりがあるのだろうか。

不思議だわ、キモイわ、と思いつつもブログをチェックしてしまう私である。PCを開けた奥さんが偶然にも(必然にも)そのブログを目にすることがないようにと祈る。それともそれらすべてをご存知の上の放置プレイ?

人生いろいろ〜男もいろいろ〜♪

不倫考、もっと書きたくなっているが、そのうちパートIIで。

追記:私の敬愛する永遠のヒーロー、ロベルト・バッジオは幼馴染だった女性と結婚し、以後奥さん一筋という有名な愛妻家である。あのルックスと才能で恐ろしいほどにモテまくり、マドンナをして「世界で最高にセクシーな男」と言わしめた一途な男。やっぱりしびれる。
【2009/11/11 10:00 】 | つれづれ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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